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 2010年7月30日 


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■□        CRIメルマガ 『セントラル事業再生レポート』
□       ≪事業再生と敗者復活〜再生実績9000件の相談現場レポート≫
                                             2010年7月30日
                               発行:株式会社セントラル総合研究所
                                        http://www.sodan.info/
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  毎日が異常なほどの厳しい暑さで覆われている日本。経済も熱くなって欲し
 いところです。今月、中国中間層へのビザ発給緩和によって1日の平均発給数
 が6月の倍とすさまじい勢いです。秋葉原で家電製品、銀座でブランド品のお
 買い物。最近は地方のアウトレット、観光地にも足を伸ばしているようです。
  北海道では中国人観光客が前年度比95.6%増とビザ緩和効果が中小企業
 にも恩恵をもたらしてくれそうです。中国・春秋航空は上海ー茨城空港間の一
 部座席を片道4,000円と格安運賃で日本誘致策を掲げています。
  観光庁の溝畑長官は中国の中間層から「できればハードルをどんどん低くし
 たい」述べていました。観光立国日本をもっとアピールして韓国、台湾の観光
 客にも来てもらい観光産業を育てていただきたいものです。

                  目  次
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    ■奪われる市場、経済大国・技術立国へのこだわり
    ■混沌とした経済、指数では測れないデフレ脱却局面
    ■日銀3兆円確保!成長基盤強化制度に対応のファンド創設が活発
    ■改定貸金業法の副作用、9兆残高減!消える貸金業
    ■支援者、相談者向け「実例に学ぶ勉強会(セミナー」」開催
    ■連載!事業再生の現場から「連帯保証から資産を守る」
    ■「ビジネス本作家の値打ち」水野俊哉著に掲載!
    ■「たかが赤字でくよくよするな!」好評発売中!
    ■季節のお便り「8月7日立秋」

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□■     奪われる市場、経済大国・技術立国へのこだわり     □■
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  ほんの数年前、日本は「技術立国」「経済大国」とよく言われ、メイドイン
 ジャパン製品は精密で壊れない便利なモノをつくり出すと世界から絶賛されて
 いました。ところがいつの間にかそんな言葉が聞かれなくなりサブプライム問
 題、リーマンショックが決定的となり今日の厳しい経済状況に追い込まれまし
 た。日本の技術の誇りであったテレビでさえも・・・・・続きはブログでご覧
 いただけます。

 ☆奪われる市場、経済大国・技術立国へのこだわり
                ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_59.html

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□■     混沌とした経済、指数では測れないデフレ脱却局面    □■
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  日銀21日発表の「資金需要DI指数」では、過去3ヶ月の企業資金需要は
 マイナスでした。3ヶ月前の調査(4月)よりも更に下回りました。日銀とし
 てはこの状況を「金融機関の実感としては、資金需要の減少に歯止めがかかっ
 ていない状況」との判断・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆混沌とした経済、指数では測れないデフレ脱却局面
                ⇒  http://www.h-yagi.jp/04/post_56.html

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□■  日銀3兆円確保!成長基盤強化制度に対応のファンド創設が活発 □■
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  金融機関では、日本銀行の成長基盤強化の新貸出制度に対応したファンドの
 創設が活発になっています。メガバンクをはじめ、地銀では1件当たりの融資
 金額を1,000万円から100億円と幅広く設定し零細企業から、中小企業、
 大企業に至るでまで事業成長の為の融資に対応しています。この新貸出制度と
 は、日本経済の・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆日銀3兆円確保!成長基盤強化制度に対応のファンド創設が活発
                ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_53.html

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□■     改定貸金業法の副作用、9兆残高減!消える貸金業    □■
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  帝国データバンクによると平成21年の貸金業者の倒産は平成19年の16
 件から上昇傾向にあり24件に。負債総額は平成18年の774億8千7百万
 円から大幅1,090%増の8,443億1千万円(負債総額1千万円以上、
 法的整理による倒産のみ)で過去5年で最多、最高額となりました。中でも中
 小企業向け事業者金融大手・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆改定貸金業法の副作用、9兆残高減!消える貸金業
                ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_50.html

☆★☆★☆★☆  「実例に学ぶ勉強会(セミナー)」開催  ☆★☆★☆★☆
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  支援者、面談したお客様を対象とした勉強会(セミナー)を開催します。最
 新の金融情勢やモラトリアム法の対応、その後の対策などともに勉強していき
 ましょう。詳細は別途発送させて頂きます。

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(6)連帯保証から資産を守る

  前回は連帯保証人の保護のための法律改正の動きについて触れました。詳細
 を、セントラル総合研究所のオフィシャルサイトでもご紹介しています。
⇒  http://www.sodan.info/service/rentai/law1.html

  事業再生を始める際には、不動産や事業のデューデリジェンス(DD)を行
 うと同時に連帯保証人の対策を練らなければなりません。金融機関が真っ先に
 調べ、押さえてくるのは不動産です。自身が連帯保証人になっている場合は、
 まず自分の資産状況を調べます。登記簿謄本で担保状態を調べ、譲与がある場
 合はその不動産を担保に借入を起こして無剰余にしておきましょう。不動産の
 名義を移すのもひとつの手段ではありますが、金融機関から請求が来た後にこ
 れを行うと詐害行為と見なされてしまいます。第三者に任意売却し賃貸で利用
 するなど、よく考えて行動しましょう。
  大変なのは、知人など親族以外の第三者に連帯保証人になってもらっている
 ケースです。主債務者が約定どおりにきちんと返済している段階であれば、残
 債の3〜5割を支払えば連帯保証契約の解除交渉ができたという例もあります
 が、返済が滞るほど資金繰りに窮する段階では、もはやその余地はありません。
 基本的には、残債を全額返済するか、保証の限度額を全額支払わないと連帯保
 証契約は解除してもらえないのです。この場合、最も大切なのは主債務者と連
 帯保証人の関係が「一枚岩」であることです。主債務者は経営状況を連帯保証
 人に逐一報告し、あらかじめ資産の保全を図ってもらいましょう。
  ほかの金融機関で借入を行って連帯保証を外す場合は、大手金融機関や地銀
 などの中小企業向けビジネスセレクトローンが扱いやすいでしょう。借入期間
 も短かく担保も第三者保証も不要です(ただし代表者の連帯保証を求められ
 ます)。「借りた金を借りた金で返す」というこの方法は、決してお勧めしま
 せんが、相保証している企業が倒産して莫大な債務をダブルパンチで背負うこ
 とにもなりかねません。
  中小企業の経営者は、地域内や同じ業界内でお互いに融資の連帯保証人とな
 る「相保証」をしていることがあります。昨今はどの企業も倒産のリスクを抱
 えているため、もし相保証をしているのであれば、前述のように金融機関と交
 渉して早めに契約を解除するか、各自で資産の保全に取り組むべきです。

  連帯保証の問題はこれまで多くの中小企業経営者を苦しめ、場合によっては
 自殺にまで追い込む悪しき制度と言えます。
  しかし、これまで連帯保証制度に頼ったまま安易に融資契約を行ってきたの
 は、債権者も債務者も同様です。金融機関は、融資を申し込んだ
 主債務者の返済能力よりも、信用力のある連帯保証人を求めがちな面がありま
 した。債務者の側にも、「連帯保証人さえつければ融資条件はクリアできる」
 という安易な思惑もあったのではないでしょうか。
  連帯保証制度が見直されるということは、債務者の事業内容や返済能力の審
 査がさらに厳格化するということでもあります。金融機関の顧客選別も進むか
 もしれません。これに対処するには、担保や保証人に依存せず、事業そのもの
 を厳しく見直す自立した姿勢が必要です。

 ☆「事業再生の現場から」過去掲載分(1)〜(6)はこちらからご覧いただけます。
          ⇒ http://www.sodan.info/mailmaga/mailmagazine.html

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    「グレーゾーンが撤廃されたのも、元をたどれば八木氏の功績である」と水
 野俊哉氏が掲載してくれた著書「ビジネス本作家の値打ち」が平成22年6月
 に発売されました。石井裕之氏、大前研一氏、勝間和代氏、計46名の堂々た
 る作家の書論を水野俊哉氏が「読むべき作家、また無視してもいい作家」など
 ストレートに評論しています。

 ☆「ビジネス本作家の値打ち」詳細ページ
                ⇒ http://www.sodan.info/publication/

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    発売から3ケ月、各方面から好評いただいております「たかが赤字でくよく
 よするな!」。事業再生の集大成として書き上げたこの本のダイジェストを書
 籍専用サイトで紹介しています。ぜひご覧ください。

    ☆「たかが赤字でくよくよするな!」紹介サイト
                       ⇒ http://central-ri.com/

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           8月7日は「立秋」りっしゅうです
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  8月7日23時49分「立秋」です。旧暦7月、申(さる)の月の正節で、
 文学的には太陽が黄経135度の点を通過するときをいいます。この日から暦
 の上では「秋」になりますが、実際には残暑の厳しい頃。平均気温は高温のピ
 ークに達し、一年で最も暑い時期となります。

  毎日の天気図では、夏の高気圧が勢力を保っていて、暑い日が続いています
  が・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆二十四節気8月7日「立秋」
             ⇒ http://www.h-yagi.jp/05/post_58.html

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          **** 編 集 後 記 ****
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  今年は熱帯夜・真夏日が続き海外でも平均気温が上回っています。また水害
 も多く西日本では、ゲリラ豪雨や集中豪雨で道路の寸断などの災害も多く発生
 しています。登山客を救助に行ったヘリコプターが墜落した秩父地方のいたま
 しい事故も発生してしまいました。生活のうえでも経営の上でも災害に対して
 備えておきましょう。

  この日から「残暑」です。暑いといっても秋の気配が駆け足でやってきます。
 読者の皆様お体ご自愛専一の程
 筆者敬白

 ■免責事項について
  当メールマガジンの内容に基づいて行った行動により生ずる一切の損害につ
 いては一切責任を負いかねますのでご了承下さい。
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 発行責任者: 八木宏之 
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