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事業再生の現場から

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(136)新年のご挨拶/多事多難の申年?〜経営者も、サルを見習え

新年明けましておめでとうございます。

事業再生謹んで新春のお慶びを申し上げます。

さて、今年の干支は丙申(ひのえさる)。
丙は「火の兄」が語源とのことで、読んでの如く陽の気を象徴します。
そして申という字は果物が熟していく様子を表すもの。
このことから、丙申は「繁茂の年」と捕らえられています。


決断を誤れば悪い根が蔓延りが

ただし、「繁茂」といっても喜んでばかりはいられません。
繁るのは良いものばかりとは限りません。
決断を誤れば悪い根が蔓延り、取り返しがつかない事態に陥ってしまう可能性もあります。

加えて、「陽」あるところには「陰」も生まれるもの。
陰がくっきりと姿を現すように、これまで取沙汰されることのなかった問題が表面化することを示しています。
いままで曖昧にしていた物事をはっきりさせるための決断を迫られることになるかもしれません。


今年は業界で様々な動きが

丙申が「多事多難の年」と語られるのも、これらの所以があります。
昨今の情勢を鑑みても、今年は業界を問わず様々な動きがあることでしょう。
経営者のみなさまには、いざという時に最適な判断ができるよう、常に心構えを持っていただきたいと思います。


秀吉も申年生まれ?

ところで、申年生まれの有名人はたくさんいますが・・・
織田信長の下で「サル」と呼ばれながら出世した豊臣秀吉も、申年生<まれとか。

天下統一を果たした功績は言うに及ばず、戦の最中に一夜で城を建てたという言い伝えから伺えるのは、行動力や頭の回転の速さ。


人脈も相当だったことでしょう。

「クセモノ」との呼び声も高い秀吉ですが、経営者ならば見習いたい点は非常に多くあります。

「申」は動物のサルとは実際には関係ないとも語られてはいますが、「神」の字に申がついているためでしょうか。
サルを守り神とする考え方は日本各地にあり、サルが「知恵の象徴」とされることもあります。
 伸」の字にも「申」があることを見ても、活発なサルとは相性良く感じられます。


人脈も相当だったことでしょう。

「反省だけならサルでもできる」という流行語が前世紀にはありました。
新しい時代を向かえ、過去の反省を踏まえて前進すべき時に来ています。
知識と行動力を兼ね備えたサルのイメージを持って、逞しく歩んでまいりましょう。


[2016.1.8配信]

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