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事業再生の現場から

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(41)辰春のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。激動の平成23年が終わり、希望をもって迎えたい平成24年が幕を開けました。皆様におかれましては、どんな信念をもって臨む年になりますでしょうか。

今年の干支は辰(竜・龍)です
「辰」の原字は「蜃(しん)」。「振」「震」などの意味をもつこの字は、『漢書』律暦志によると「ふるう(震う・奮う)」「整う」「動いて伸びる」の意味で、草木が成長し、形が整った状態を表します。
覚え易くするために龍が割り当てられたとされていますが、龍は十二支のうち、実在しない唯一の生き物。選定された理由は定かではありませんが、龍は「天に昇る」とされることから、転じて「上昇の年」になるとも語られます。 実際にこれまでの辰年を振り返ると、戦後日本国内では、昭和39年には海外観光渡航自由化、新幹線が開通し、東京オリンピックが開催されました。また、昭和63年は青函トンネルや瀬戸大橋が開通するなど、日本経済を大きく盛り上げる大規模プロジェクトが目立つのが特長とも言えます。
今年は5月に東京スカイツリーの開業が控えています。建設途中から既に新名所として話題を呼んでいますが、周辺地域の再開発なども進めば更に観光客を呼び込むことができるでしょう。

投資したい金融商品:日本株54%
金融の業界では現在でも縁起を担ぐ企業が非常に多くあります。過去の記録によると、十二支別で最も株価(日経平均)が上がったのは辰年とのこと。1月4日には今年最初の取引「大発会」を迎えましたが、東京株式市場では、8,500円台のスタート。東証株価指数(TOPIX)も続伸と、好調な滑り出しを見せています。
日本経済新聞が実施した「2012年に投資したい金融商品」アンケートによると、回答者の54%が日本株を選択し、最多となっています。その理由としては、東日本大震災の復興需要などが見込めることがありますが、日本の経済復興にも期待したいところです。

新技術や新しいビジネスモデルに期待
今年の箱根駅伝では、東洋大学が昨年までの記録を大幅に更新して完全優勝を納めました。5区を走破した柏原竜二選手の、まさに「昇り竜」とも言える走りには圧倒されました。スポーツ界にみるように、若々しい企業や人材の登場は、みていても清々しいものです。
昨年は震災発生やそれに伴う電力不足、記録的な円高といった要因により、日本は大きな苦境に立たされました。しかし、逆境になればなるほど、新技術や新しいビジネスモデルも生まれてきます。日本人の叡智を結集して、逆風のなかでも逞しく生き抜く企業経営を目指しましょう。
本年もセントラル総合研究所をよろしくお願いいたします。

[2012.1.12配信]

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