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攻めの農林水産業

全国で農林漁業支援ファンドが相次ぎ創設!
急がれる産地・消費者結ぶバリューチェーンの構築

農林漁業成長産業化支援機構:6次産業化目指すシンポジウムはほぼ満席

農林漁業成長産業化支援機構は3月28日、都内で開業記念シンポジウムを開き地銀や食品・農業関連企業、団体などを中心に230名が参加。農林漁業の6次産業化を目指す関係者で会場はほぼ満席、注目の高さが伺えます。
機構は、次代を担う若者の育成を掲げ、農林漁業者の所得を向上させ地域活性化の実現を目指します。この日のテーマは、産地と消費者を結ぶバリューチェーンの構築。農林漁業者が中心となり、地域のパートナー企業と連携しながら農林水産物を消費者へ届け、地域の活性化を目指します。

農業の現場:ファンドの創設が6次産業に向けた意識改革に

6次産業化に向けて農業の現場では、農林漁業者など認識も低く、ファンドの創設が現場の意識改革につながるなどの期待の声も上がります。
JAグループは、6次産業化を促す取組みとして総額100億円規模の農林水産業共同組合ファンドを創設し、4月1日より業務を開始。農林漁業成長産業化支援機構と50億円ずつ共同出資します。農林業業者やJAグループを中心にバリューチェーンを構築し、農林業業者の所得確保や地域の活性化を目指します。
農林水産省では、6次産業化を通じ1次産業の価値を高めながら消費者へ繋げるためファンドの活用を推進します。

静岡銀行:機構とファンドへ共同出資、農業は成長分野の認識

静岡銀行は、農林漁業成長産業化支援機構と共同で平成25年5月に5億円規模の「農林漁業成長産業化ファンド」を創設することを発表。同行では、農業を医療や環境などと並ぶ成長分野と位置づけ、支援体制を強化します。
長崎の十八銀行は、平成25年4月2日、同行では過去最大規模となる305億円の「元気な長崎応援ファンド」を創設することを発表。農林漁業の6次産業化を含む5つの事業プロジェクトを支援します。このほか、山口銀行が6次産業化支援に10億円規模の「やまぐち夢づくり産業支援ファンド」を創設することを発表するなど、全国で農林漁業支援への出融資の動きが見られます。
(データ:平成25年4月4日現在)

日本政策金融公庫:
機構と提携、バリューチェーン構築への情報交換、金融支援を検討

一方、政府系金融機関の日本政策金融公庫は平成25年3月21日、農林漁業成長産業化支援機構と業務提携したことを発表。農林漁業のバリューチェーン結合に向けた情報交換や、農林漁業者の経営発展のための金融支援など検討されることになります。機構が業務提携を結ぶのは今回が初めてとなります。
日本政策金融公庫は今夏、プロ農業者の農産物・加工食品の展示商談会「アグリフードEXPO2013」の出店者を募集。全国の魅力ある農産物に取り組む農業者や食品生産者へ販路拡大の機会を提供、公庫が主催しています。 機構の出融資が呼び水となり、地銀などでは農林業業者への支援の動きも見られ、金融支援では公庫と提携。6次産業化実現へ向けた動きが活発になってきています。

▼日本政策金融公庫:第8回「アグリフードEXPO東京2013」出展者を募集(募集締切:平成25年5月31日)

[2013.4.5更新]

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