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事業再生関連法規制度等について

社内勉強会

本来の目的を果たすBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)とは

業務全体を視点においた業務改革

ビジネスプロセス・リエンジニアリング規制緩和や法改正、会計基準の変更など、企業経営の上で外部環境は常に変化しています。こうした環境の変化に合わせて、業務内容の変更が必要です。しかし部分的な変更や改善では、業務全体から見ると不効率であったり、無駄が発生することになります。このようなとき、業務全体に視点をおいた業務改革・BPR(Business Process Reengineering=ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)は有効的な方法といえます。

安定黒字企業に

BPRとは、業務プロセスの視点で根本的に業務フローを見直し、効率化を高める手法で、研究開発や業務タスク、品質管理など業務全体を再設計(リエンジニアリング)し再構築する手法で企業の業務改革を行ないます。
BPRは、現状のすべての業務フローの見直しから始まり、各々の業務フローをしっかり見つめ、無駄な作業や情報共有化などがしっかり行われているかを洗い出し、理想の業務フローへと改善します。各々の業務タスクを統合、単純化させ、突発的な処理や管理、チェック体制を最小限に抑え生産性を飛躍させ、目標設定された売上高、収益率を遂行、黒字決算を迎えられる企業へ業務を再構築します。
円高などによってM&Aや(企業の合併・買収)や業務のアウトソーシングなどが行われる時代、BPRは常に見直す必要があります。

業務改革と業務改善の違い

BPRは企業の業務改革とも言われ、業務改善とは異なります。業務改善では部分的な業務の見直しを徐々に行っていくのに対して、BPRはすべての業務フローの見直しを図り、飛躍的に生産性の向上させます。過去に組織のスリム化を果たした、ERP(Enterprise Resource Planning=経営管理システム)の導入をした、情報共有をした、顧客対応マニュアルを用意したなど、各々の業務の改善で効果の得られない場合にBPRは有効で業務、運用に効果をもたらします。

最終的なBPRの目的

BPRの目的は業務全体の効率を上げ、改革を行うことではありません。業務改革によって無駄をなくし、生産効率を向上させ、販売などの目標を達成することです。その結果、顧客満足(CS)、従業員満足(ES)が得られ黒字で決算を迎えることが目的です。従業員全員が自分に関係のなかった業務を知ることによって業務全体の流れを把握し、相互に気遣い、同じ目的を理解することにBPRを行う意味があります。

BPRの現状

BPRは平成2年頃から米国で提唱しはじめ、顧客満足度の向上に活用されていました。日本へは平成10年頃、BPRと連動してERPとパッケージ化した形で紹介されていた。ERPでの業務システムの変更・改革が主眼に置かれ本来のBPRの目的を十分に果たしきれていませんでした。リーマン・ショック後の平成20年10月以降、景気の低迷から企業のスリム化、コスト削減などが見直されるようになり、さらに企業改善計画など作成機会の増大からBPRが多用されるようになってきました。

BPR:マサチューセッツ工科大学教授のマイケル・ハマーと経営コンサルタントのジェイムス・チャンピーが1993年に出版した著作「Reengineering the Corporation: A Manifesto for Business Revolution」により世界的に広まりました。
Michael Martin Hammer (13 April 1948 - 3 Sept 2008) was an American engineer, management author, and a former professor of computer science at the Massachusetts Institute of Technology (MIT), known as one of the founders of the management theory of Business process reengineering (BPR).

[2010.10.22更新]

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